秋の行楽の季節から、一転、冬の準備を行う季節になりました。 先日、友人より知り合いのお墓参りはどうか?との連絡が入りました。

季節的には、紅葉の季節を向かる直前なので、お墓参りをし、紅葉を楽しむ事もできますよね。

都心に墓地をお持ちの方も多いと思いますが、郊外の墓地をお持ちなら、紅葉の季節のお墓参りは、風情もあり良いものです。 お寺や墓地には、季節感を感じられる様に、葉が色づく植物が植えてあることが多いので、綺麗な紅葉を楽しめるところも多いのです。

単に「お墓参り」と言っても、留意しておくべきマナーがあります。また、やっておいたら面倒なことが無くなる工夫もありますので、ご紹介いたします。

 

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春と秋のお彼岸とお盆とお正月の「お墓参り」

皆さんが「お墓参り」をするタイミングは、仏教の方であれば、春と秋のお彼岸のあたりか、お盆の前、もしくはお正月の前後かと思います。 単純に言えば、四半期毎にお参りするか、年に1回か、2回程、上記のどこかのタイミングで「お墓参り」を行うのではないのでしょうか?

亡くなられた方のご冥福を祈ったり、ご先祖様を敬うのにタイミングってありませんが、わざわざ「お墓参り」に出かけるとなると、時間や距離、家族の都合等を考えると、ちょっと腰が重くなっても仕方がありません。 「いっぺん行っときたいな?」なんて思うことが大切なんだと、お坊さんが話をされてたのを思い出します。 そのお坊さん曰く、『お墓参りをすることは、「ついでのお参り」でも構わない、お供えや供花が無くても構わない、ただ故人の墓の前で手を合わせ、冥福を祈るだけでも充分に気持ちが伝わるものなので、いつでも足を運んで下さい。』との事だった。

時節やタイミングにこだわらず、おでけかした『ついで』のお墓参りも良いかも知れません。

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お墓参りのマナー

① 先にお参りしてる人を優先する。

お寺や地域管理の墓地、公共の墓地、民間の墓地等、墓地には様々な管理形態がありますが、基本的には、先にお参りをしている方を優先し、通路を通してあげたりする事が大切です。特にお寺や神社、教会等が管理している墓地は通路が狭かったり、段差があって階段があったりするわけですが、お互いに譲りあいをしないといけませんので、通路などで先にお参りしている方がいるなら、少し待つ方がお互いに気持ちよくお参りができますし、これは公共の場でのマナーに近いですね。

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② お供え物の放置は禁物!

仏教の方だと、墓前にお供え物を置き、お参りをする方が多いと思いますが、墓地の管理組合で毎日の様に回収し処分をしてくれる所なら良いのですが、ほとんどはお供え物の回収などはしてくれません。 特に、お菓子や果物等のお供え物は、野良猫、野良犬、カラス、雀、その他の鳥、ハエ、その他の昆虫の餌になりやすい為、必ず置いて帰らず、持ち帰る様にしましょう。 特にカラスに目をつけられると、供花を荒らされたり、フンがまかれたりする恐れがありますし、特に鳥のフンにはリン等の成分が混じっていたりもしますので、墓石や金属製の花立などが痛む原因にもなります。私の知り合いは、お供え物を毎回、箱入りのお菓子にし、お墓参りが終わった後に、お墓の管理事務所にお供えした物であることを説明の上で、管理事務所の皆さんで召し上がって頂くようにしてるとの事でした。必ずしも墓地の管理事務所の方々が受け取ってくれるとは限りませんので、基本は持ち帰ることをおススメ致します。

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③ 供花は、葉が水に浸からない様にしておく。

墓参りに行くと、以前に誰かがお参りした時の供花が枯れて、花立ての水が腐ってしまっている、なんて経験があると思います。 墓地の管理事務所があり、定期的に萎れて、枯れた供花をぬいて、処分してくれるところだったら良いのですが、供花自体が墓に供えられたものである限り、墓地の共有部分でもないので、萎れて枯れても放置されているケースが良くあります。管理事務所の方に聞いたところ、「管理事務所側で供花を処分することに問題は無いが、お彼岸の後などは、ゴミとした場合にあまりにも大量の廃棄物となり、別途でかなりのコストがかかってしまう。」との事でした。 せっかく故人を思い用意した供花なのですから、できるだけ長持ちして欲しいですよね。そこでのポイントは、2つ、綺麗な水と葉が水に浸らない様にさす、ただそれだけです。 特に花立ての中がヌメヌメになっていたら出来るだけ綺麗に洗っておけば、花が長持ちしますし、葉が水に浸らない様にカットしておくと、水の傷みが進まないので、供花を長持ちさせることになります。 園芸や生花用の添加剤を用いるのも良いですが、汚れた水のままだったり、葉を浸してしまうと効果が半減しますので、基本は、綺麗な水を保つように心がけることをおススメします。

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④ これだけはやって帰ろう!

お墓参りをする際に、初めにお墓の汚れを落としたり、雑草を取り除いたりすることが多いと思いますが、墓石がまだツルツルでコケ等の付着物がない状態であれば、水を流し、綺麗に表面の汚れを落とした後に、すみずみまで全体をタオル等で吹き上げると良いでしょう。墓石は表面はツルツルでも、タオル等で拭くと引っ掛かりがあったり、ザラザラ感を感じたりすることがあります。しかし、それを丁寧に拭いてあげると、以外に拭きあげの手触りがツルツルとよみがえります。
ここまでやっておけば、墓石が光沢が維持できるばかりか、痛みの進行を遅らせることができるのです。ただし、水垢がひどく、くすんでしまっているなら、最近では墓石クリーニングを行う専門業者もあるので、相談してみるのも良いかも知れません。

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こんな豆知識で、寒くなる前にお墓参りに行ったり、春のお彼岸に備えたりするのも良いかも知れません。