全国のみなさんは静岡県磐田市にある見付天神矢奈比賣神社(みつけてんじん やなひめじんじゃ)をご存知でしょうか?

地元では学問の神様として有名ですが、実は安産、子宝、子育て縁結びの御利益のあるパワースポットだったりします。

 

昔ゆるキャラグランプリでも上位に入った「しっぺいくん」はこの神社の逸話がもとになって出来たキャラクターです。

とてもかわいらしくて私はこのキャラクターが大好きです。

そんな愛らしい「しっぺいくん」のもとになった悉平太郎(しっぺいたろう)の逸話は実はかなり壮絶だったりします!

 

今回は見付天神矢奈比賣神社悉平太郎の逸話について紹介していきたいと思います。

見付天神矢奈比賣神社とは?

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地元では「見付のお天神さま」として有名な神社です。学問の神様として愛されておりますが、主祭神である「矢奈比賣命(やなひめのみこと)」は安産、子宝、子育て、縁結びなどの御神徳を持っています。

 

学問の神様として崇拝される理由は相殿に「菅原道真公(すがわらのみちざねこう)」が祭られているためです。菅原道真公はご存知の通り学問の神様ですから、受験の時には地元の学生がこぞってこの「見付のお天神様」にお参りに来るわけです。

 

また、神社の裏には「ツツジ」や「桜」で有名な「つつじ公園」があります。受験時期は冬なので気づきにくいですが、春に観光を兼ねて訪れるのにもとてもいい神社ですよ。

 

そして、見付天神矢奈比賣神社には悉平太郎伝説以外にも逸話があります。

旅人が腹痛で苦しんでいた時に神社に手を合わせた願いが神に届き、神社の知ら湯を飲んだら腹痛が治ったという伝説があるそうです。その話から毎年8月13日に無料で「梅の湯」が配られるイベントが行われます。「梅の湯」はこの話にもあるように腰痛に効くらしいです!

お盆の時期で忙しくはありますが、腰痛に悩む人は是非とも飲んで起きたいですね!!

 

悉平太郎伝説とは?

悉平太郎は元々は磐田の霊犬ではありません。

くわしくはこちらを参照してくださればわかりますが簡潔に説明しますね。

信濃(現在の長野県駒ケ根市)にある前光寺にある日突然やってきた山犬が5匹の子を産みます。

そのうちの1匹が悉平太郎です。

信濃で生まれた悉平太郎がなぜ磐田と関わることになるのでしょうか?

それは少し怖い話になります。

 

磐田では謎の怪神が現れて悪さをしておりました。それを鎮めるために毎年家の棟に白羽の矢が立った娘は8月10日に人心供物として見付天神の祭りにささげられる風習があったのです。

その話を偶然訪れた僧侶が聞き、この風習を無くせないものかと尽力してくださいました。その結果、怪神が「信濃の国の悉平太郎に知らせるな」と言っていたのを聞き、信濃の悉平太郎を探しました。

まさか犬だとは思わず不安はありましたが、前光寺まで行って事情を話して悉平太郎を連れてくることに成功しました。

そして、次の8月のお祭りの時に人心供物をささげる柩の中に悉平太郎が入ることになりました。怪神が柩を開けたとたん悉平太郎は果敢にとびかかり、長い格闘の末何とか勝利をおさめました。

ちなみに怪神の正体はヒヒだったそうです。

 

この闘いで悉平太郎は勝利するも息絶え絶えで、前光寺にたどり着いてすぐに息を引き取りました。(帰途の最中に亡くなったという話もあり)

 

それが縁となり磐田市と駒ケ根市は友好都市の関係にあります。

ちなみに敷地内に「霊犬神社」があり、そこで悉平太郎は祀られています。全国でも犬が御祭神の神社は珍しく、ペットを飼っている人などが訪れてお参りをしていく事が多いです。

まとめ

 

ゆるキャラ「しっぺいくん」の思わぬ悲しい話に驚かれた方も多いと思います。

私もはじめて知った時にこんなに身近に人心供物の風習がある土地が存在したとは思わず、恐ろしく思いました。

ですが今は当然そんなものはありませんし、この土地は「見付天神矢奈比賣神社」の神様たちがお護りしてくださっています。

 

これをきっかけに自分の地域に伝わる伝承などを調べると面白いかもしれませんよ。

私も静岡の伝承を良く調べますが、昔の人々の考え方や暮らしが垣間見えて中々に興味深いものです。

また機会があれば色いろと紹介していきますね!

 

皆さんも是非「悉平太郎」に会いに磐田の「見付天神矢奈比賣神社」にお参りしに来てください。

 

アクセス

〒438-0086

静岡県磐田市見付1114-2

TEL: 0538-32-5298

HP:http://mitsuke-tenjin.com/index.html