私が学生の頃に、フリーターと言う言葉が認知されるようになり、生計をアルバイトやパートだけでまかなう人間が出てきました。その頃は、学生の延長ではなく、アルバイトやパートをやっていることで、社会的には「社会人になれない大人」といった印象でしたが、現在では、フリーターといっても、派遣登録者を含め充分に社会的に受け入れられる社会体制が出来てきたと思います。

では、企業側では、パート・アルバイトの方を採用するのにおいて、どの様な基準で採用を行うのかといったポイントをお伝えしたいと思います。私がパート・アルバイトの採用に際して、経験したことが読者の方々のお役にたてれば幸いと思います。

企業側のパート・アルバイトの採用方法は、大きく2つあります。 ①つは、ハローワークを利用し、長期間をかけ、多岐の人材を少しづつ受け入れる方法 ②つめは、アルバイト情報誌や派遣会社を通じて採用をおこなう方法です。 簡単に言うと、あまり費用をかけずに採用をおこなう方法が①で、採用に関する費用を予算化し、短期間で採用を行い一定の人材の確保をおこなうのが②です。企業によっては、②を行うので、ついでに①にも求人を出す、といった選択をおこなうのも多いです。

 

では、①のハローワークからの採用依頼からの流れをお伝えします。

企業側でハローワークに提出する募集内容は、基本的には、アルバイト情報誌に掲載する内容とほぼ相違はありません。 応募者側のメリットとしては、求職中の方の求職活動をハローワーク側がきちんと把握ができる点がありますが、それもアルバイト情報誌を利用し、応募をしたことがハローワークに説明ができれば問題はないです。ハローワーク側では、応募前に企業側が休日等で無ければ、電話で採用枠があるかどうかの確認をし、応募希望であれば、紹介状を発行してくれます。同時に面接の日時の設定や応募者からの質問等があることもあります。

企業側では、面接に至るのですが、必ず紹介状の裏面にある、採用・不採用、それに不採用の理由についてFAXで報告することになっています。

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②アルバイト情報誌や派遣会社を通じて採用をおこなう方法

ここでは、派遣会社の利用については割愛します。ですので、アルバイト情報誌を通じての採用についてお話します。基本的には、応募者本人から電話を頂き、面接の日時を決め、面接を行うこととなります。 その際の注意点が2つあります。 1つは、言葉遣い、2つ目は、面接の日時の設定です。企業側としては、面接の日時をあらかじめ〇曜日の〇時から〇曜日の〇時まで、といった具合に調整してあることがほとんどです。 つまり、企業側ではスケジュールに従った面接を行い管理していると言った感じです。例えば、面接を通常業務に差し支えのない時間帯に設定していたり、面接会場の会議室等の個室の空き状況に合わせると言った感じです。ですので、応募の電話をする際には、必ず手帳やスケジュール帳を手元に置いて電話することをオススメします。

 

パート・アルバイトの採用面接のポイント

以前、採用を依頼された企業の事務系のアルバイトの面接での話ですが、企業側の採用基準は、能力よりも人柄が優先でした。マーケティングが基本で、マニュアルに従って電話をかけ、潜在的な顧客の開拓を行うのが仕事内容でしたが、仕事柄もあり、服装自由、勤務時間相談可となっていたのですが、面接に来た50代の女性が面接中も帽子をかぶったままでしたので、「失礼ですが、帽子をずっとかぶっていますが、何かお怪我があったり、しているのですか?」と聞いたところ、「えっ? いえ、何もないですよ。」との返答。「じゃあ、面接をしているのですが、どうして帽子をおとりにならないのですか?」と聞き、帽子をとるように促したところ、「服装自由なんでしょ。 なんで帽子のことを気にされるんですか?」と言われました。 私は、ひどく驚きましたが、面接を直ぐに終えて帰って頂きました。 これは、極端な例ですが、この方は、アルバイトやパートの面接で、どこにも採用されていないとの事でした。
確かに服装自由を面接依頼の企業さんは可としてますが、基本的な礼儀や常識を踏まえていない人材は求めていないのです。

 

1. 時間は正確に
 面接時間は、あらかじめタイトなスケジュールを組んでいることが多いため、必ず時間厳守してください。仮に、電車の遅延等、不測の事態が発生した場合には、企業側に連絡を入れておくと良いでしょう。5分から10分前には、面接場所へ訪問することをお勧めします。

2. 服装は、その職種に合わせて
事務職への面接で、Tシャツ・半ズボン・サンダルで行くのは、どうかと思います。それだけで、採用から外される可能性が大きくなります。 服装自由や平服可となっていても、事務職ならYシャツやブラウス、それに合うズボンやスカートの方が良いと思います。 飲食店などユニフォームがあったりするところでも、落ち着いた感じの服装で行くことをおすすめします。例えば、ポロシャツや軽目のジャケットを羽織ったりと言った感じの方が良いです。 あくまでも企業側にきちんとした人間である印象を持ってもらう服装をお勧めします。

3. 履歴書
できるなら、アルバイト情報誌に付録している履歴書は使わないほうが良いかも知れません。 きちんと履歴書は書く方が良いと思います。きれいに書く必要は無いと思いますが、丁寧に書く事、修正液や修正テープでの修正は印象が良くありません。書類のミスや報告書のミスが連想されてしまいますので、できるだけ使わない方が良いと思います。 私の経験からも、修正テープを利用していたり、履歴書が使い回しされていたりすると、面接の前からマイナス印象を受け、採用には二の足を踏みます。

4. 言葉遣い
面接では、面接官は応募者の緊張をほぐすために、少し冗談を交えたり、これまでの職歴からの質問を良くします。その際に、応募者からでる丁寧に答える姿勢や言葉遣いにも注意をはらいながら話を聞くようにします。 表現は上手くなくても良いので、なるだけ丁寧な言葉遣いと丁寧な回答をするように心がけましょう。 また、前職に関する悪口や批判は絶対に言ってはいけないと思います。採用する企業側としては、同じような悪口や批判によって自社のイメージをダウンさせる人材とも捉えかねないからです。

 

パート・アルバイトの採用としては、正社員の採用ほどのエネルギーを企業側も使っていませんが、特に接客業の場合は、人間性を重視する傾向にあります。 良い印象をもたれるアルバイトや好感の持てる人材にする為の下地があるか、素直に企業の一員として業務に専念出来るか、といったところを見極めます。

 

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事務職に関しては、他のパート・アルバイトの人材との協調性があるか、決められた方針に沿って業務が素直にできるか、といった具合に、採用することで「生産性」にどれほど効力があるか、といった点も考えています。

 

先ずは、面接の電話をする前に、自分なりにどんな企業であるか、どんな人材を求めているのかをしっかり考え、想定し、望むことが重要なポイントです。