秋がやって来ました。夏前から夏終盤にかけて、真新しいリクルートスーツを来て、合同説明会やセミナー等に参加する大学生をよく見かけました。

大学生の就職活動が活発化し、そろそろ内定が出る季節ですよね。
特に文系の学生は、自分をいかにアピールでき、面接官へ自分を売り込むことが出来るかがポイントだと思っていますよね。
しかし、既に1次選考、2次選考は終わっていたり、終盤だったりします。面接まで行ったなら、千載一遇のチャンスです。
あくまでも学生である内定者を選ぶのは企業側です。だったらそのチャンスを逃すのは勿体無いのです。

選んでいた側の人間から、そのへんを少しアドバイスしますので、お役に立てれば幸いと思います。

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面接官の審査

先ず、面接をおこなう前に、一次審査、二次審査を面接官に求められるのは良くあります。面接官としては、学生より提出されたエントリーシートを基に、履歴書があれば履歴書を見ます
篩にかけるには大雑把な作業になりますが、企業側が求めるのは、企業側にとって必要となる能力を見極めることにあります。 とりわけ文系の学生は、そのへんが判りにくいので、趣味としてるもの、特技等、何気なく質問されている欄に目を通します。学生時代の部活の経験も加味します。 ここで内容の記載が通り一遍だと、没の箱に振り分けます。job hunting 5

 

 

 


面倒なエントリーシートや履歴書に丁寧に詳しく書いた学生が一次審査を通過する訳です。
二次審査には、セミナーや集団面接等を行う企業がありと思いますが、基本的には順応性社交性を見るためのものです。 ここでは簡単なテーマを基に学生に意見を求めたり、アンケートがあったりと企業も独自性を出して選考をするのですが、学生が意図としないことで選考されたりします。

例えば、一次選考に合格し、2次の集団面接に参加したとします。企業側では、受付での言葉遣いや態度も見ていたりします。私も受付の近くで、5段階の評価をしたことがあります。学生のセミナーでの質問が評価になったりもしますが、的外れな質問は逆に評価を下げてしまいますので、注意が必要ですし、採用前から給与や休暇等について質問することもプラスではありません。また、アンケートはとても重要で、先ずは綺麗な文字でなくても、きちんと丁寧に書こうとした意志があるかどうか、くらいは長年の経験から見抜いてしまうので、気持ちを込めてきちんと書く事をお勧めします。

順応性や社交性に関しては、休憩時間の使い方同じ学生同士での会話の状況が観察されます。細かなことですが、社員の前を通る時に、軽くでも会釈ができるかどうかも評価だったりします。会釈一つに、社交性を見出したりするとも言えますね。

集団面接やセミナーだからといって、気を抜いて、仲良し学生同士で内輪で盛り上がったりすると、かなり印象が悪くなります。

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面接での審査  (最終面接)

最終面接、企業によっては、1名から5名程度まで、面接官を配していたり、面接官の中に役員が含まれていることも少なくありません。 複数名の面接官の場合、役割分担が下記のようにあります。

① 所作、態度、言葉遣い、容姿の担当 <行動・外見をチェック>

② 質問、回答を分析する担当<視線や表情の変化をチェック>
(※ 能力等を誇張していないか、適切な回答が導き出されているか)

③ 人間性の担当 <所作・表情・言回し・目線をチェック>
(※ 比較的年配の方が多いです。 雰囲気やレスポンスで事前の準備ができた学生なのか、その場で回答を導き出したのか、等を見極めます。)

だいたい、この3つに分類されて、面接官が配置され、事前のデータから、質問する内容も、学生毎に練られていたりします。

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面接で大切なこと

あまり気負って緊張すると、上手くはいかないと思います。重要な事は、面接の準備をきちんとしておくことです。
特に、最終面接では、『自己ピーアールを1分でお願いします。』と言った様な質問があったりします。 事前に自分なりに原稿を作り練習しておく必要はあります。

昔の私の経験になりますが、『今日は、時間もあるので、自己ピーアールを2分で!』と、予想外のこともありました。私は、事前に1分の自己ピーアール作っておいたのですが、それが長かったこともあり、学生時代のエピソードを加えてりして対応しました。面接官に『1分58秒でした。あなたには、ちょっと意地悪したのですが、面接は合格です。』と言われた記憶があります。「最終判断は、役員会になるとのことで、内定とは別ですよ。」と言われましたが、内定に至りました。

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私が、面接官をしていた時に、見極めていたのは、学生に覚悟があるかどうかでした。質問として、「入社後に、チャレンジしたいことは何ですか?」「営業職の希望ですが、3年後はどうなっていたいですか?」といったような質問をしていました。

「この企業をどうしたい、と考えますか?」との質問で、学生から、企業理念に即したり、会社が取り組もうとしている事に関しての回答が出れば、◎。
自分を高めるために会社が勧める資格の取得で、〇。
自分の趣味や嗜好に関するものは、△。
有体の回答で、売上を伸ばしたい、とか、成長に貢献したい、などは✖とは言わないまでも、評価はしませんでした。

「入社後に、チャレンジしたいことは何ですか?」との質問では、学生の中に、」「実家が借家なので○○に家を買いたいと考えてます。」との回答をした学生がいました。彼には、そのための覚悟が見えたので、◎にした記憶があります。

「営業職の希望ですが、3年後はどうなっていたいですか?」との質問では、単に「営業成績トップ」や「昇進したい」等の回答は、△とし、具体的な数字や件数等の回答があるものを、〇。 具体的な数字や件数等の他、2年目を迎えた時の役割や役職、3年目を迎えた時には、組織の長としてまとめあげていきたい等の回答を、◎。 としていたと思います。
中には、3年後は営業職から離れ、企画などの仕事をしたい等と回答する学生もおり、具体的な道順が出来ていれば、それはそれで、〇か◎の評価を与えていました。
少なくとも、ビジョンが描けていないと判断した学生には、評価をしませんでした。

 

おおざっぱにですが、最終面接は、その企業でどう勤め上げるかを具体的にイメージして、3年後、5年後の将来に向けて、具体的な説明をできる様にしておくことです。そして自分の希望する職務に則し、企業側が求める人材をイメージして回答を導き出してください。
身支度も大切です。靴とYシャツ、ネクタイは、こざっぱりとした感じで、戦いに向けてください。 決して、自分を大きく見せる必要はありません。

覚悟をもっていれば、企業がそれを察してくれます。

頑張れ! 就活生!job hunting 4