関西では、お正月が終わると直ぐに、『10日えびす』が、各 戎神社(えびすじんじゃ)で行われます。毎年、テレビのニュースで西宮神社の『福男(ふくおとこ)』のニュースが放映され、有名なのですが、関西以外でも戎神社はありますし、催しものがあったりします。 一度、近くの神社のホームページ等で調べて頂くのも良いかも知れません。

『10日えびす』を関西人は、親しみを込めて、『えべっさん』と呼びます。「えびすさん」と言うのが、訛って『えべっさん』と言うのでしょうが、そもそもは、七福神の「恵比寿天」を指しています。 兵庫県の西宮神社には、古来の伝承にある「いざなみ」と「いざなぎ」に船に乗せて捨てられた子供「えびす」が流れ着いたのだとされています。

『えべっさん』は、毎年、1月の9日から11日の3日間催され、宵えびす(9日)、本えびす(10日)、のこり福(11日)となってます。

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では、『えべっさん』をご紹介

七福神の「恵比寿天」を思い浮かべると、竿をもって鯛を抱えている姿を思い浮かべるのですが、商売の神様として崇められています。 他の七福神(えびすさんを除く、六人の神様)が、中国に由来するのと違って、『えべっさん』は、完全に日本の神様であると言われます。

 

関西の三大戎神社

①『西宮神社(西宮えびす)』

関西でも一番大きいのが、『福男』で有名な『西宮神社(西宮戎)』ですが、大阪の浪速区の『今宮戎神社』、北区にある『堀川戎神社』三大戎なんて呼ぶこともあります。

西宮神社は、地域的には、阪神甲子園球場でイメージすると分かるのですが、神戸と大阪の間にあり、大阪の西側の地域の方と神戸方面の方が良く利用されます。西宮神社には、『えべっさん』の3日間で、100万人の方が訪れるそうで、関西でも規模の大きいイベントだと言っても過言ではないでしょう。

 

②『今宮戎神社』

大阪市内南部にあるのが、『今宮戎神社』です。 大阪の地下鉄だと堺筋線の『恵比寿町』の駅から西側に行くと参道となり、同じく地下鉄御堂筋線・四つ橋線の『大国町』駅から、東に行くと今宮戎神社に着きます。また、南海電車では「今宮戎」という駅があり、今宮戎神社のすぐ西側を南海電車が走っていますので、交通の便はとても良いです。 大阪市内の南部に位置することと、西宮神社に次いで規模が大きいことから、大阪市内の方はもちろん、堺や和歌山方面、奈良方面の方なども参拝している様です。当然、企業の経営者や飲食店を経営していたり、勤務している方々も多く、こちらも西宮神社と同様に、3日間で100万人が参拝します。

 

 

③『堀川戎神社』

大阪市内北部にあり、地下鉄だと堺筋線・谷町線の『南森町駅』、JRだと『大阪天満宮駅』の近くにあります。『堀川戎神社』は、神社自体は、そんなに大きくはないのですが、大阪市内北部のビジネス街にあり、また大阪キタの繁華街が近いこともあることから、毎年、数十万人が参拝すると言われています。規模は少し小さめですが、3日間は非常に混雑しているイメージです。参拝客には、大阪北新地のホステスさんや会社経営者等がよく見られる他、会社帰りのサラリーマンの姿が多いのも特徴と言えます。大阪最大の商店街、天神橋筋商店街が近いこともあり、3日間は天神橋筋商店街もとても賑わいます。夏は天神祭が近くの『大阪天満宮』を中心にした地域で行われ、お正月の初詣が終わると、『堀川戎』で賑わうと言った具合です。

 

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『えべっさん』では、『福娘』さんに出会えます。

関西の三大戎神社では、毎年、『福娘』を募集しているのですが、美人が多いので有名です。 関西では、『福娘』になることは、就職などにも大きく影響することもあり、特に女性アナウンサーになった方が、『福娘』の経験者だったりします。 どのえびす神社でも、『福娘』は人気があり、神社の札売り場等にいて、笹に御札や飾り付け等をつけてくれるので、並んで近に行き、笹に御札などをつけてもらうのも良いものです。

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『えべっさん』を参拝する時には・・・

『えべっさん』を参拝する時には、神社をお参りすると、『笹』が配られています。「商売繁盛で、笹もってこい!」等とBGMの様に音が流れていたりもしますが、『笹』をもらいその笹に、お金がかかりますが、御札や飾り物をつけて頂くとご利益(ごりやく)があると言われます。『笹』が、御札や飾り付けで大きくしなっているの形容は、まさに恵比寿天が、竿を持ち大物を釣り上げている姿の様です。 特段、『笹』に御札や飾り付けを行う必要はありませんが、せっかく参拝して、『笹』を入手したなら、『笹』だけでももって帰り、玄関等の建物の入口近くに飾っておくだけでもご利益(ごりやく)があるようですよ。

また、えびす神社には、大きな『ドラ』があります。神様である『えべっさん』は、耳が遠かったらしく、お願い事を『えべっさん』に伝えるには、『ドラ』を鳴らし、『えべっさん』に気がついてもらう必要があると言うことです。参拝した折には、『ドラ』を手のひらで叩き、「ボーン、ボーン」と鳴らしてから、お願い事をすると良いと思います。

 

 

屋台も大賑わい

『えべっさん』の参拝に出かけると、参道や周辺に「露天の店」がたくさん並んでいます。もちろん『えべっさん』なので、大きな熊手やザルなどがあったり、開運グッズ的なものがたくさん並んでいますが、飲食ができるお店が多いのが特徴で、大きな露天の店舗では、座敷仕立てになっており、奥に入ってゆっくりと飲食が出来たりします。「露天の店」というよりは、簡易居酒屋みたいになっています。 そこでは、サザエのつぼ焼きが味わえたり、焼き鳥、ホルモン、焼きそば、お好み焼き、等、居酒屋さんと同じ様になっています。ただし、少し値段は高めです。 私の関東の友人が、出張で大阪にきた際に、偶然、『えべっさん』の時だったので、『今宮戎神社』を参拝しに同行したのですが、特に、この簡易居酒屋みたいな露天の店に驚き、夕食をそこで済ませてしまう程楽しんでいました。

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みなさんも、お正月が開けたら、一度、『十日えびす』を楽しんで見てはどうでしょうか? 『商売繁盛』となりますように。。。