車の免許をとる時に一番難しく感じるのはMT車の操作ではないでしょうか。
AT車と違って両足を使わなければならなかったり、ギアチェンジをしなければならなかったりとやることが多いです。
少しでも手順を間違えてり油断してたりするとエンストするなんてことも!
最近はAT限定というのもありますが、資格欄に書くときにちょっと面倒ですし、男性受けがあまりよくありません。
就職活動の時にもそこに触れられることが多かったです。
だからこそ筆者はMT車も込みの普通自動車運転免許をとることをオススメしたいです。
そのために、皆さんが苦手に感じるであろうMT車の基本操作をわかりやすく説明していきたいと思います。
普段運転しない方も急に必要になることは少なくありません。
既に免許証を所持している方も復讐のために是非読んでいただきたい記事です。
MT(マニュアル)車の特徴とは?
MT車には足元にアクセルとブレーキの他にクラッチと呼ばれるものがついています。
クラッチはMT車のエンジンを接続する役割をするものになります。
クラッチを踏むことでエンジンが離れてタイヤに動力が伝わらなくなります。
また、クラッチを離すとタイヤに動力が繋がるようになるのです。
では、よく聞く半クラッチとはどのような状況なのでしょうか?
半クラッチとは「車が動き出す瞬間」のことを指します。
完全にエンジンとタイヤが繋がってはいないのですが、それでも動き出す場所があるのです。
発進の際にはこの半クラッチの状況で発信をするので、音で半クラッチとはどのようなものかを覚える必要があるのがMT車なのです。
また、ギアチェンジという言葉も聞いたことがあると思います。
MT車にはギアと呼ばれるものがついています。
車を走らせるときにはギアによって速度を調整していかなければなりません。
そのギアを動かすときにも必ずクラッチを踏まなければいけないというのですから慣れるまでが大変です。
しかし、慣れればその操作が楽しいという人も⁉
MT(マニュアル)車の発信の手順
MT車の発進の手順はAT車と少々異なります。
車に乗って座席を合わせたり、シートベルトを着用するところまでは同じです。
しかし、その後にやるべきことが違うので注意しましょう!
MT車の発進手順は以下の通りです。
- サイドブレーキが引いてあるか確認し、ギアがニュートラルになっているか確認しましょう。(なっていなかった場合はクラッチを踏んでニュートラルに合わせます)
- ブレーキを踏んでエンジンを入れましょう。
- ギアをロー(1速)に入れてサイドブレーキを下ろします。
- 右足でエンジンの回転速度を上げましょう。
- アクセルをそのままにクラッチを徐々に上げていき、車がゆっくり動き出したらキープしてください。
- 車が動き出して軌道に乗ったら徐々にクラッチから足を離しましょう。
これが出来ればエンストする可能性はありません。
免許をとる時には大抵すぐにギアチェンジで2速、3速にするように促されるのでその場合は速度が10㎞以上出たらクラッチを踏んで2速に、3~40㎞になったら3速にすぐにギアチェンジを行うようにしましょう。
MT車運転の時にうっかりしてしまいがちなミス
私がMT車の練習をしていた時にうっかりしてしまったミスの数々を紹介していきたいと思います。
普通はこんなミスをしないだろうというようなことも、初心者はやってしまいかねません。
是非とも私の情けない経験から皆さんも学んでくださいね。
1.ブレーキを踏む時にクラッチを踏み忘れる
⇒これをやるとエンストしてもう一度エンジンをかけ直すことになります。
2.停止状態から発信する時には必ずギアをロー(1速)に戻す
⇒これは操作を覚えるのに必死の状態の方はやりがちではないでしょうか?
3.ギアチェンジで入れるギアの位置を間違える
⇒これはギアチェンジギアチェンジをするときに慌てるとやってしまいがちです。特に2速から3速やその逆の時には注意しましょう。
MT(マニュアル)車の坂道発進の時のコツ
坂道で停止している状態の車を再発進させようとしたときにクラッチがうまくつながっていなければずるずると後ろに下がってしまいます。
免許をとる時にも坂道発進は苦手という方も多いので、是非とも手順をおさらいして完璧にしておきましょう!
- 車を坂道の途中で停車させ、サイドブレーキを引きます
- ブレーキを離してそのまま後ろにずるずると下がらないか確認しましょう。
- ギアをロー(1速)に戻します。
- ハンドブレーキを握りながら、アクセルを十分に踏みつつ半クラッチにしていきます。
- 発進できるだけの状態になったと音で確認できたらハンドブレーキを下ろします。
- 半クラッチ状態から徐々に足を離していきます。
登り切った後の下りはフットブレーキを踏みつつ速度を落とすようにしましょう。
そのままだと速度が出過ぎて危ないですからね!
まとめ
最後に注意すべきなのは初心者がやってしまいがちなミスです。
それはクラッチに足を乗せたまま運転をしてしまうこと。
急な停車などがあると不安なのはわかりますが、使うとき以外はきちんとクラッチから足を離すようにしましょうね。
MT(マニュアル)車のコツはとにかく音で覚えることだと私は思います。
半クラッチは車によって違うので、足の感覚で覚えるという人は大抵教習所以外の車では通用しません。
だからこそ、きちんと音でエンジンの状態がわかるようになりたいですね。
私もMT車は必要ないと思って覚えないでいたのですが、仕事で必要だと言われて泣く泣くもう一度勉強し直したという経緯があります。
最近はMT車が減っているとはいうものの、全くなくなったわけではありません。
むしろ一部では再ブームになっているとか⁉
だからこそ、MT車の運転を必要ないと割り切らずに復習しておく必要があるでしょう。
そして、いま免許をとろうと挑戦しているあなた!
是非ともMT車の運転のコツをつかんで1発合格を目指しましょう!!!