悟られてはいけない
隠してもいけない名を与えてはいけない
名を奪ってもいけない
作中の台詞の引用です。
──意味を理解した時に驚愕の真実が明るみになります。
ゴシックホラー×ノベルゲームです!
私はすでに全EDをクリア済みな上にお得パックを購入した程嵌まりました!
ですが、コツコツと毎日読み進めていけば無料で遊べるゲームです。
ノベルゲーム好きにはオススメの必見アプリ
ネタバレを少なめにしてご紹介したいと思います!
ゲームの遊び方はとても単純!
基本無料で遊べるアドベンチャーノベル。
体力は放置していれば回復します。広告動画視聴で回復&アイテムゲットでわりとサクサク進められます。
お得パックを買ってる私が言っても余り説得力が無いように聞こえるかもしれませんが
私の場合は途中で後日談もこれは見たくなる!と思って
お得キャンペーンの間に購入したのでした。
進め方はよくあるノベルゲーム形式です。
選択肢で真狂ゲージが変動し、それによって結末が変わるマルチエンディング方式となっています。
私はお化け屋敷も入れないしホラー映画も観られないビビりですが、ゴシックホラーと銘を打ってますがホラー要素は薄めでホラー苦手な私でも楽しめました。
ただひとつ注意点はEDのひとつは若干のグロ描写がありますので、苦手な方はご注意ください。
奉公先の古城の噂 異形の存在
<異形>の巣と噂される古城へ奉公に出された少女ロビンを主役としてロビン視点でゲームは進んでいきます。
プロローグ当初、ベッドで寝ていた場面からロビンは起き上がります。
どうやら奉公に出される緊張で屋敷についた途端に倒れてしまったようです。
孤児院から奉公したてで迷惑を掛けてしまい
主であるヴァルトシュタイン卿の不興を買ったと戦々恐々し
どことなく噛み合わないような使用人にも最初は怯えてしまいます。
そんな古城でも徐々に慣れ始めてきた頃に
ロビンは夜中に水を飲むために
「夜にあまり歩いてはいけない」と注意されていたのに
少しぐらいなら大丈夫よねと部屋から出てしまいます。
”こまどり”を主軸に深まり絡まり解き明かされる
”こまどり”と呼ばれる異形の存在と遭遇したのが切っ掛けで
ストーリーは加速度的に面白くなっていきます。
訪れれば話を聞いてくれる部屋に閉じ込められている「ドロッセル」という人物
ドロッセルからこまどりは殺されたと聞き真相を追い求めますが…
異形の”こまどり”を見たと告げて様々な反応を示す
古城の人々にロビンが覚えるのは恐らく違和感です。
羨ましいという同世代のメイドのモスカ。
大半の人は羨ましそうな反応をするのに顔を青くする執事のリネット。
──隠す素振りが無い代わりにはっきりとは”どんな存在なのか”
教えようとはしないヴァルトシュタイン卿
追求すればする程に打ち解けてきた人達に対して猜疑心のようなものを抱きだします。
ふとした独り言を聞かれて
「こまどりは殺されていない!」と狂乱する、いつもは明るい素直な同僚が狂乱します。
一体何が真実なのか。
ドロッセルの言葉を鵜呑みにしていいのか迷いが生じながらも
こまどりの存在を放置出来ないがために
本来、好奇心旺盛ではなかったロビンが胸の内を燻らせ時に恐怖を抱きながらも
ロビンは”彼女なり”の真実を追い求めていきます。
選ぶのは──真実か狂気か
徐々に明るみになる真相。使用人や屋敷の主である旦那様の事
ところどころに散りばめられたギミックで「あ!」と思えるようなシナリオ構成です。
一つだけ軽いネタバレをするならば
各章で出て来るマザーグースの歌と使用人の名前は連動しているような仕掛けがあります。
私はホラーが苦手ですが
このゲームは途中で辞めたくなるような過度な演出はありませんでした。
古城に隠された秘密是非、その目で見て確かめてください。
きっと、心の琴線に触れるようなストーリーか
いずれかのキャラとは共感することでしょう。
一度クリアして、もう一度読み直したくなるような文句無しの傑作です。