皆さんは寒中見舞いを出したことがありますか?
基本的に私は喪中の方に年賀状代わりに出すものだと思っていたので、今まで出す機会がありませんでした。
基本的に年賀状を書いてしまえば寒中見舞いは要らないものだと…。
でもそんなことはないのです!
寒中見舞いは私たちの知らない様々な場面で用いることがあります。
いざというときにそのマナーを知っていないと恥をかくことになるかも!?
今回は、寒中見舞いに関するマナーを紹介していきたいと思います。
大人なら知っていて当然!?
寒中見舞いってどんな時に出すもの?
毎年ほとんどの方が年賀状を出すため、寒中見舞いを出したことがある方はほとんどいないのではないでしょうか。
だからこそ、寒中見舞いを用いるべき場面がわからないという人も多いはず!
寒中見舞いは以下のような場面で出すことになります。
喪中の相手
喪中の方に年賀状代わりの挨拶状として出す
喪中と知らずに年賀状を出してしまった場合にわび状として出す
喪中と知らずに年賀状をくださった方に返信として出す
年賀状の代わり
年賀状を書くのが遅れ、松の内(1月7日)を過ぎてしまった場合
年賀状の返事が遅れ、松の内を過ぎてしまった場合
お歳暮のお礼状
年末ぎりぎりでお歳暮が届き、年賀状を出してしまっていた場合そのお礼状代わりに出す
喪中ハガキが間に合わない場合
12月に家族がなくなり、喪中ハガキが間に合わない場合
「急なことでお知らせが出来ず、失礼いたしました」といった旨を記す
このように、寒中ハガキを用いることになるだろう場面は社会に出てからいくらでも存在しているのです!
もちろん、相手から寒中ハガキが来た場合、寒中ハガキを返信しましょう。
寒中見舞いを出すうえでのマナーとは?
寒中見舞いは松の内を過ぎた後から2月4日頃(立春)までに出すものを指します。
ちなみに、2月4日以降に出すハガキは「余寒見舞い」というものになるんですよ!
寒中見舞いの基本構成
- 季節の挨拶
- 相手の近況を訪ねる言葉/自身の近況/相手の健康を祈願する言葉
- 日付
例文1(一般)
寒中見舞い申し上げます
厳しい寒さが続きますが、皆さまはいかがお過ごしでしょうか
おかげさまで私ども一同無事に暮らしております
寒い日が続きますが、風邪などひかぬようご自愛ください
平成30年1月 吉日
例文2(喪中に年賀状が届いた場合の返信)
寒中見舞い申し上げます
早々に丁寧なお年始状を頂きましてありがとうございました
厳しい寒さ続きの毎日でございますが、ご健勝でお過ごしとのご様子、何よりでございます
当方、昨年○○月に(続柄)○○が他界いたしましたため、年頭の御挨拶を差し控えさせていただきました
服喪中のご通知が遅れましたことをお詫び申し上げますとともに、本年も変わらぬお付き合いのほどをよろしくお願い申し上げます
平成30年 1月
例文3(故人に年賀状が届いた場合)
寒中お見舞い申し上げます
早々にご丁寧なご年始状をいただきまして、ありがとうございました
(続柄)○○は昨年○○月に他界いたしました。
ご通知が遅れたことをお詫び申し上げますとともに、故人との生前の交誼に深く御礼申し上げます
(続柄)が生前に賜りましたご厚情に深謝いたしますとともに、皆様の一層のご健康とご多幸を心よりお祈り申し上げます
2018年 1月
これはあくまで一例です。
文章の書き方や宛名書きのマナーは年賀状とほぼ同じです。
こちらの記事⇒その年賀状の書き方あってますか?正しい年賀状の書き方とマナー!を参考にしてください。
まとめ
こちらの記事を読んでみて、思っていた以上に寒中見舞いを出さなければならない場面が多いということに気付いた方もおられるのではないでしょうか。
近年では年賀状を出すことも減りましたし、寒中見舞いを出す機会はさらに減る事でしょう。
しかし、喪中の時や相手が喪中の時にこちらが間違えて年賀状を出してしまったときなどには寒中見舞いという形式できちんとお詫びするのがマナーというものでしょう。
もちろん、電話やメールという連絡手段はありますが、きちんとハガキで出すことが社会人として当然の心得だと私は思います。
今回、こちらの記事を読んだ皆さんはラッキーですよ♪
こちらの記事をブックマークしておけばいざというときに慌てずに寒中見舞いを用意することが出来るからです。
勿論、恥をかくこともありません。
是非とも、年賀状の記事と並行してブックマークしておいていただければ幸いです。
今後とも皆さんのお役に立てるような記事を書いていきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。