産後、育児に家事に大忙し。
なんだか最近下腹部に違和感が…?なんて人いませんか?
もしかしたらそれ、そのまま放置しておくと大変なことになるかも?!
原因と対処法についてしっかりと知識を持っておくことで、適切な対処行動が取れ悪化を防ぐことができます。
産後に下腹部の違和感が出る原因
腸やその周辺が動いてるっていうか…なんか違和感!
その違和感の原因、これかもしれません。
子宮収縮
ひとつ目は子宮収縮。
これは妊娠で大きくなった子宮が避妊時の大きさに戻ろうとする体の働きです。
母乳をあげている時などに分泌されるホルモンが子宮収縮するホルモンと一緒なので母乳をあげているときにとくに子宮収縮し、産後に下腹部が痛くなったり違和感を感じることがあります。
これは、正常な反応のため問題ありません。
むしろいい反応と言って良いでしょう。
悪露
もう一つの原因として、子宮収縮の関連で悪露というものがあります。
悪露は1ヶ月から2ヶ月くらい続くものなのでその間ずっと下腹部に違和感があるかもしれません。
これも子宮収縮と同様正常な反応なのですが、あまりにも長く続いたり、血の塊のようなものが出るときは産婦人科に受診してくださいね。
普通は赤いものからどんどん日が経つにつれて白くなっていきますよ。
子宮脱
次に考えられるものは、子宮脱です。
子宮脱とは、子宮を支えている筋肉が衰えることによって子宮がいつもの位置よりも下の方にいってしまうものです。
肥満の方に多いようです。はやめの受診をお勧めします。
腸の浮腫
次に考えられるものは、腸の浮腫です。
浮腫とはむくみのことで、水分量が増えるとむくんでしまいます。
これは、激痛を伴うので、違和感だけでなく激痛もある人はすぐに病院受診しましょう。
過敏性腸症候群
最後に考えられるのはストレスによる、過敏性腸症候群です。
これは下痢や便秘を繰り返すもので下腹部に違和感があります。
ガスの動きで違和感を感じることもあるようですね。
下腹部に違和感がある時の対処法
先ほど、下腹部に違和感があるときに考えられることについて紹介しました。
では、このようなことがあったとき、考えられたときどのように行動すれば良いかを紹介していきます。
睡眠
まずは、しっかりと睡眠をとりましょう。
産後は育児に追われ睡眠不足になりがちですが睡眠不足はホルモンバランスが崩れたりストレスが溜まったりと良いことがありません。
母乳をあげることはママにしかできませんが、洗濯物や洗い物、食材の買い物などは旦那さんや家族に任せることができます。
うまく協力し合って睡眠時間を確保できるようにしましょう。
適度な運動
そして、適度な運動も大切ですね。
運動といってもジョギングなどではなく軽く家の中の掃除をしたり、買い物をしたりなどです。
便秘予防にもなり、先ほど紹介した子宮脱の予防もできます。
食事
食事にも気を使いましょう。
食事は欧米食よりも和食がお勧めですね。
栄養バランスの良い食事をとることで自分の体にも、母乳の栄養にもなります。
早期受診
そしてなによりも、下腹部の違和感を感じたときは早期受診しましょう。
妊娠から出産まで、頻回に病院受診するため受診することに抵抗があったり何度も受診して恥ずかしいと思う方がいると思います。
しかし、病院側からしてみれば放置して悪化してから受診される方が困りますし心配ですので、勇気をだして小さなことでも受診するようにしましょう!
病院に頼ることは大切です。
自分のことを後回しにしないようにしましょうね。
最後に
産後の下腹部の違和感は育児や家事をする上で気になりますし、早めに対処することをお勧めします。
上記のことに当てはまることがありましたら、受診をお勧めします。
自分だけでの判断はなかなか難しいですし、危険です。赤ちゃんのことも考えて自分の健康を大切にしましょう。
ママの身体の健康が子育てする上でも赤ちゃんにとっても1番大切ですからね!