歌舞伎鑑賞の初心者でも楽しめる簡単なポイント!

秋が深まってくると「京都 南座」「まねきあげ」が名物なのですが、只今、京都南座は耐震補強の為の工事中とのこと、本年の「顔見世」は、ロームシアター京都にて行われる様です。

「歌舞伎」というと、よく「敷居が高い」とか、「高尚やわ」などと言った声が聞かれますが、実際に歌舞伎を観て頂いている方ならわかると思いますが、「歌舞伎」は観て楽しめるものなのです。

多分、どんな演劇にも通じると思いますが、決して「敷居の高い」ものでは、無いですし、演じる側では「沢山の人に楽しんでもらいたい」と思い、公演を行っているのだと思います。

私は、以前より「歌舞伎」には、ご縁があり、何度となく拝見させて頂いています。

あまり知られていませんが、歌舞伎役者さんは、「巡業」も行っており、比較的リーズナブルに鑑賞できるのも特徴です。

11月は、中村獅童さんらが、東北・関東・関西・九州・四国・中国・東海と全国各地を「巡業」を行っています。

皆様の最寄りの地域に巡って来るのであれば、「巡業」での歌舞伎鑑賞は、せっかくのチャンスじゃないのかな、と思います。

巡業のスケジュール見ながら、田舎の母親にチケットをプレゼントして、見に行ってもらうのも親孝行かな、なんて思いました。

歌舞伎鑑賞の簡単なポイントをご紹介したいと思います。

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歌舞伎の演目は大きく3つ

◆ 時代物

私が知ってる、大好きな時代物は、「仮名手本忠臣蔵」です。

「大石内蔵助」を「大星由良之助」などと、微妙に変えて演じる演目ですが、江戸時代に忠臣蔵をそのまま実名で演じることは、幕府への反感の意がないことを明示する為の工夫だったのでしょう。

「仮名手本忠臣蔵」は、場面を細かく切って演じられるので、映画やドラマの様に全体ではありません。

五段目が有名なのですが、事前に流れを頭に入れておくと面白いのです。

もともと忠臣蔵が好きでしたので、「塩治判官(えんや はんがん)」が「浅野内匠守」であることとか、すんなり頭に入ってきました。

時代物は、このように武士社会を中心にした演目で、おおよそのストーリーをしっていれば、場面毎の登場人物や背景も楽しめる様になっています。

歌舞伎 2

◆ 世話物

基本的に、庶民生活の中に演目の題材を見出したものだと思います。

「助六」や「弁天小僧」がそれに当たると思いますが、「助六」は、確か吉原の遊女を金持ちのお爺さんと取り合うような話。

「弁天小僧」は、簡単に言うと女装した少年と泥棒仲間の話でしょうか。

「世話物」は、ストーリーが理解しやすく、見ていてもかけ引きや人情がわかる作りだと思いますので、初めて方でも充分に楽しめます。

 歌舞伎 3

◆ 所作事

舞踊の演目。踊りです。

「獅子もの」「道成寺もの」と呼ばれるのを見たことがありますが、セリフがほとんどありません。

義太夫さんが、ストーリーを語っていたと思います。

慣れていても眠くなる時がありますが、歌舞伎役者さんの息遣いや所作の美しさが見られるのは、とても良い目の肥やしになります。

「踊り」ですので、気楽にご覧になると良いかと思います。

 歌舞伎 1

大まかには、この3つですが、パンフレットに書いたストーリーを読んでおくと充分に楽しめますし、劇場のロビーで貸し出している「イヤホンガイド」を利用するのも良いと思います。

歌舞伎の鑑賞は、ある意味、美術館で絵画を鑑賞する際に、イヤホンガイドを借りるに似たところがあるのかも知れません。

「幕見」

「歌舞伎」を鑑賞するのに、もう一つ、「幕見」という方法があります。

大抵の大きな劇場「東京の歌舞伎座」「京都の南座」「大阪の松竹座」などでは、午前の部、午後の部と別れ、午前の部で二幕、午後の部で三幕、といった作りになってます。

演目次第にはなるのでしょうが、たまに「幕見」ができる時があります。

以前、アメリカから来たお客様を接待して、京都を案内した折に、「歌舞伎を見たい。」と当日要望されたのですが、たまたま幕見席が四席出ており、約40分の一幕だけを見ることができました。イヤホンガイドも英語用を借りて上げたのですが、四名で10000円程度だったと記憶してます。

とても喜んでましたね。

歌舞伎 4

「大向う(おおむこう)」

「成田屋!」「中村屋!」「松島屋!」「よっ!〇代目!」「まってました!」等と、歌舞伎の最中に大声をあげるのを、「大向う(おおむこう)」と言うのですが、声をあげている方々は、「大向う(おおむこう)」を専門にしているセミプロみたいな方々です。

大向うの会と言うのがあり、劇中の場面、タイミングをあらかじめ想定し、然るべきタイミングで掛け声をかけています。

私も何度かチャレンジしてみたのですが、難しいです。

本来は、男性がかけるのが習わしですが、最近では女性が客席から声を掛けるのもよく聞きます。

歌舞伎

せっかくの歌舞伎ですので、そのへんも楽しみながら鑑賞してはいかがでしょうか。

「歌舞伎を見てみたい」「歌舞伎に興味がある」方は、是非、劇場へ足を運んで下さい。

劇場が遠いなら、「巡業」の歌舞伎鑑賞も良い機会だと思います。

「巡業」の方が、歌舞伎役者さんと触れ合える機会も多いのも確かです。

公演後、バスで演者皆さんと移動することが多いので、バスに乗る前に話しかけてみるのも良いかも知れません。

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